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社会保険労務士の探し方・選び方

スタッフブログ

2025.02.20

社会保険労務士(以下、社労士)と契約するタイミングは、企業の成長や環境の変化に応じてさまざまです。そこで、社労士との契約を検討する際、社労士の探し方と選ぶときのチェックポイントを解説します。

社会保険労務士の探し方

1. 都道府県の社会保険労務士会のウェブサイト

各都道府県の社会保険労務士会のウェブサイトには、登録されている社労士の検索機能があります。
住所や目的などから検索が可能です。まずはお住い都道府県の社会保険労務士会を検索してみましょう。
例:「東京都社会保険労務士会」「大阪府社会保険労務士会」など

2.社労士事務所のホームページやポータルサイト

「社労士 東京」「社労士 助成金」などのキーワードで検索すると、多くの社労士事務所のサイトが見つかります。
「社労士ドットコム」「ミツモア」などの比較サイトも活用できます。
ちなみに、各都道府県の社会保険労務士会のホームページで社労士を検索した場合でも、ホームページへのリンク先が貼られている場合があります。

3.知人や取引先、商工会などの団体からの紹介

信頼できる経営者仲間や同業者からの紹介も有力な手段です。
知り合いが既に社労士と顧問契約をしている場合や取引きしたことがある場合は、その社労士の人物像や得意分野ついて事前に情報収集することが可能となります。
また、商工会議所でも相談すれば社労士の紹介をしてくれる場合があります。

社会保険労務士と契約する前のチェックポイント



実際に社労士と契約を検討する際には、以下の5つのポイントをしっかり審査しましょう。

1.得意分野が自社のニーズにマッチしてるか?
2.契約形態・料金が明確で適正か?
3.対応が早く、説明が分かりやすいか?
4.実績や信頼性があるか(口コミ・評判もチェック)?
5.ITツールに対応しているか?

では、詳しく解説していきます。

1.得意分野が自社のニーズにマッチしてるか?

得意分野・専門性の確認
社労士にはそれぞれ得意分野があり、すべての社労士が同じレベルの業務を提供できるわけではありません。
まずは、自社の課題(依頼したい業務内容)に精通しているか確認しましょう。

確認ポイント

✅労務管理

・就業規則などの社内規定作成や労務リスクの対策に精通しいるか?
・労働問題(未払い残業代、ハラスメント、解雇など)対応の実績は?

✅助成金

・助成金の申請実績が豊富か(特に自社の業種・課題に合わせた助成金を検討)?
・申請サポートだけでなく、申請可能な助成金を提案してくれるか?

✅手続き代行、給与計算やの実績

・会社や従業員に関する手続き、労働保険、社会保険などの手続きをスムーズに進められるか?
・給与計算に対応できるか?

✅労務トラブルの対応経験

・労働基準監督署や年金事務所の調査対応に経験は?
・個別労働関係紛争の解決などの経験があるか?
※社労士は裁判対応はできませんが、特定社会保険労務士は裁判外紛争解決手続きの代理業務が可能です。

👉選定のポイント

自社の課題と社労士の強みが合致して確認することが重要です。
これまでの実績や対応業界を確認しましょう。

2.契約形態・料金が明確で適正か?

費用・契約内容の明確化
社労士との契約には「顧問契約」と「スポット契約」があります。

・顧問契約…継続的に支援(毎月顧問料が発生)
・スポット契約…1回限りの依頼

確認ポイント

✅料金体系

・月額料金に含まれる業務範囲は?
・スポット契約の場合、追加費用が発生する条件は?

✅追加費用の発生条件

・労働基準監督署の調査対応など、突発的な業務の費用が発生するか?

✅契約期間

・契約期間の縛りがあるか?
・途中解約が可能か、キャンセル料、違約金の有無を確認する

👉選定のポイント

費用が適正かどうか、複数の社労士に相見積もりするほうがベストです。
「どこまでが料金に含まれていて、どこからが追加費用になるのか」を事前に確認する。

3.対応が早く、説明が分かりやすいか?

コミュニケーション能力・対応力の確認
社労士とは継続的に自社の課題に取り組むため、スムーズに意思疎通ができるかが重要です。

確認ポイント

✅レスポンスの早さ

・問い合わせに対してどのくらいの時間で回答があるか?
・緊急時(監督署・年金事務所の調査対応など)に、どの程度のスピード感を持って対応してくれるか?

✅説明のわかりやすさ

・労働基準法などの専門的な話をわかりやすく説明してもらえるか?

✅コミュニケーションツールの柔軟性

・電話やメールだけでなく、チャットツールに対応しているか?
・Web会議や対面での打ち合わせに対応しているか?

✅社風や業界の理解度

・自分の業界特有のルールや慣れを理解できるか?
・建設業や運送業、医療業など、業界特有の労務管理について詳しいか?

👉選定のポイント

初回面談での対応スピードや、話しやすさをチェックする。
企業の業界・風土に関する理解度について確認する。

4.実績や信頼性があるか(口コミ・評判もチェック)

実績・信頼性の確認
社労士の経験や信頼性を事前にチェックすることで、リスクを回避できます。

確認ポイント

✅過去のクライアント実績

・同じ業界の企業との取引経験があるか?
・実績を公開しているか(ウェブサイトやパンフレットで確認)?

✅行政調査対応の経験

・労働基準監督署や年金事務所の調査対応の経験があるか?

✅所属団体の確認

・社会保険労務士会に正式に登録されているか(無資格者に注意)?
・「特定社会保険労務士」の資格を持っているか(個別労働関係紛争の代理業務が可能)?

✅ネットの口コミ・評判

・Googleレビューや比較サイトの口コミを確認

👉選定のポイント

公式サイトや口コミ、実績をしっかりチェックする。
無資格者や信頼性の低い事務所に依頼しないようご注意ください。

5.ITツールに対応しているか?

IT・クラウドツールへの対応
今はクラウドを活用した労務管理が一般的になっているため、社労士がITツールに対応しているかも重要です。

確認ポイント

✅自社の労務管理ソフト・給与計算ソフトに対応してもらえるか?
✅電子申請に対応しているか(紙の書類だけでは業務効率が落ちる)?
✅データの受け渡しがスムーズにできるか?

👉選定のポイント

業務効率を考え、いろいろなITツールを活用できる社労士を選んだほうがよい。

まとめ

労務管理は企業運営の重要な要素であり、信頼できる社労士と協力することで効果的な労務管理を実現することができます。
以上のポイントを総合的に判断し自社にとって最適な社労士を選びましょう。

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